2026.09.26例会報告
2026.09.26 例会報告
「伝え方」を磨く3本の準備スピーチ
9月26日(土)、大宮トーストマスターズクラブの例会を開催しました。
今回は、会場とオンラインを組み合わせたハイブリッド形式で、多くのメンバーとゲストの皆さんに参加いただきました。
他クラブからのゲストも多く、普段とは少し違った新鮮な雰囲気の中で、テーブルトピックス、3本の準備スピーチ、そして論評セッションまで、充実した例会となりました。
◆ゲスト紹介
今回は、他のトーストマスターズクラブから参加された方を含め、たくさんのゲストをお迎えしました。
中には、久しぶりに大宮クラブを訪れてくださった方や、今回が初参加という方も。
日本語・英語の両方で自己紹介が行われ、大宮クラブらしいバイリンガルな雰囲気で例会がスタートしました。
ゲストの皆さんからは、例会終了後にも「温かい雰囲気」「スピーチの質が高い」「楽しむところと、きちんと進行するところのメリハリがある」といった感想が聞かれました。
◆今朝の言葉「Brilliant」
今回の「今朝の言葉」は Brilliant。
「素晴らしい」「とても良い」という意味で使われる言葉です。
特にイギリス英語では、日常会話でもよく使われる表現とのこと。
例会の中でもさっそく使ってみることで、新しい単語を「知っている」だけでなく、「実際に使える」表現にしていきます。
◆テーブルトピックス
今回のテーブルトピックスマスターはガッキーさん。
テーマは「夜空」「幽霊・超自然現象」「好きな音楽」「好きな偉人」など、少し意外性のある質問が並びました。
例えば、
「夜空を見上げて思い出す、印象に残っている経験は?」
「幽霊や超自然現象についての思い出は?」
「あなたの好きな音楽について語ってください」
といったテーマです。
準備なしで、その場で考えて1~2分程度話すテーブルトピックス。
今回も、イタリア旅行中に夜空を見上げた思い出や、子どもの頃に経験した不思議な出来事、好きな音楽についてなど、それぞれの経験をもとにした個性的なスピーチが披露されました。
突然テーマを与えられても、自分の経験や知識と結びつけて話す。
この「即興で話す力」は、日常会話や仕事での発言にもつながる大切なスキルです。
◆準備スピーチ①
「5つのPから学ぶ伝わる話し方」
最初の準備スピーチは、声の使い方をテーマにしたスピーチ。
日本語の発音を改善することをきっかけに、「発音だけではなく、声の使い方や話し方も大切なのではないか」と考え、声の使い方について学んだ内容が紹介されました。
今回取り上げられたのは「5つのP」。
その中から、
Pace(話すスピード)
Pause(間)
Power(声の強さ)
の3つが紹介されました。
同じ文章でも、早く話すのか、ゆっくり話すのか。
大切な言葉の前後に「間」を入れるのか。
小さな声で話すのか、聞き手にしっかり届く声で話すのか。
話し方を少し変えるだけで、同じ内容でも聞き手が受ける印象は大きく変わります。
実際に話すスピードや声の大きさを変えながら説明したことで、聞いている側にも違いが分かりやすいスピーチとなりました。
「ただ内容を伝えるだけではなく、声の使い方を工夫することで、もっと分かりやすく自分の思いを伝えられる」
そんな気づきが共有されました。
◆準備スピーチ②
「How I went from Mayonnaise to Toast」
2本目は、英語によるスピーチ。
タイトルは、
“How I went from Mayonnaise to Toast”
一体、マヨネーズからトーストへどうつながるのでしょうか?
その答えは、スピーカー自身の英語との長い旅にありました。
幼い頃、アメリカから来た親戚とコミュニケーションを取るために、父親から英語のフレーズを教えてもらったことをきっかけに、英語が好きになったという話からスタート。
15歳でアメリカへ行き、英語が通じると思っていたものの、実際の会話では相手の質問が理解できず、答えられなかった経験も紹介されました。
そこで、「人が実際に話している英語を観察する」「知っている単語を集める」「とにかく話してみる」という方法で英語を学んでいったそうです。
そして、英語を話すことで人とつながる楽しさを知り、さらに積極的に英語を話すようになりました。
分からない単語があっても、知っている言葉を使って別の言い方で説明する。
その積み重ねによって、少しずつ英語でコミュニケーションができるようになっていったのです。
そして最後にたどり着いたのが「Toast」。
つまり、MayonnaiseからToastmastersへ。
ユニークなタイトルの意味が最後につながる、印象的なスピーチでした。
◆準備スピーチ③
「いい人では終わらない」
3本目は、リーダーシップをテーマにしたスピーチ。
タイトルは「いい人では終わらない」。
冒頭では、思いを寄せていた女性に告白した男性が、『ありがとう。でも、あなたっていい人よね』と言われるという、誰もがイメージしやすい場面からスタート。
そこから、「いい人」と言われることについて、自分自身のコミュニケーションスタイルを振り返っていきました。
プロジェクトの中で行ったコミュニケーションスタイルの診断では、「サポートするタイプ」の点数が高く、「引っ張るタイプ」は低かったそうです。
仕事ではマネージャーという立場でありながら、強く引っ張るよりも、相手の話を聞きながらサポートすることを好む。
その理由を考えていく中で、
「相手との間に波風を立てたくない」
「嫌な思いをさせたくない」
「いい人でいたい」
という自分自身の傾向に気づきます。
しかし、相手に配慮するあまり、自分の仕事や気持ちを後回しにしてしまうこともあります。
そこで、
「相手を信じること」
「相手の成長を願って、言うべきことはしっかり言うこと」
も、サポートするリーダーには必要なのではないか、という新しい気づきにつながりました。
「いい人」で終わるのではなく、相手の成長を本当に考えるからこそ、必要なことを伝える。
自身の経験をもとにした、リーダーシップについて考えさせられるスピーチでした。
◆論評セッション
準備スピーチの後は、トーストマスターズならではの「論評」の時間です。
今回も、それぞれのスピーチについて、良かった点だけでなく、「さらに良くするにはどうしたらよいか」という具体的なフィードバックが行われました。
「5つのP」のスピーチでは、実際にスピードや声の大きさを変えて説明したこと、プロジェクトの目的に沿って話が構成されていたことなどが評価されました。
英語スピーチでは、ストーリーの構成や英語表現、ジェスチャー、聞き手とのアイコンタクトなど、さまざまな観点から論評が行われました。
「いい人では終わらない」のスピーチでは、冒頭の恋愛エピソードで聞き手を引き込む構成や、無駄な動きがなく話に集中できる点などが評価されました。
さらに、「聞き手自身にも自分のコミュニケーションスタイルについて考えてもらうような問いかけを入れてみては」という、次のスピーチにつながる具体的なアドバイスもありました。
トーストマスターズでは、スピーチをして終わりではありません。
話す → フィードバックを受ける → 改善する → また話す
この繰り返しが、スピーカー自身の成長につながっていきます。
◆今回の例会を終えて
今回の例会は、たくさんのゲストに参加いただいたこともあり、いつも以上に活気のある例会となりました。
一方で、例会の進行を支えるさまざまな役割があり、ハイブリッド形式でも会場とオンラインの参加者が一緒に楽しめるよう、メンバーがそれぞれの役割を担っています。
そして何より、今回の3本の準備スピーチは、
「分かりやすく伝える」
「英語で人とつながる」
「相手を支えるリーダーになる」
という、それぞれ異なるテーマを扱いながら、どれも自分自身の経験から学びを共有するスピーチでした。
大宮トーストマスターズクラブでは、英語・日本語を問わず、さまざまなテーマについてスピーチに挑戦できます。
「人前で話すのが苦手」という方も、最初から上手に話す必要はありません。
話してみる。
そして、フィードバックをもらう。
そこから少しずつ改善していく。
そんな挑戦を楽しめるのが、トーストマスターズです。
興味のある方は、ぜひ一度、大宮トーストマスターズクラブの例会を見学してみてください。
皆さんのご参加をお待ちしています!
次回例会
日時:10月10日(土)10:00-
場所:生涯学習総合センター 9階学習室 1
Zoomでも参加可能です。
みなさまの参加をお待ちしております。
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